2012年10月9日火曜日

マリノスを見つめなおしたら、明日は「ダービー」としか考えられない。

2012年10月10日、あの歓喜から1887日、あの屈辱から2039日。
5年ぶりに横浜ダービーが帰ってきます。

えふしーとやるのはたまたまであってと、冷めた感じで思っていたのですが、あらためてマリノスを見なおしてみて、マリノスが他のクラブとは違うものをいくつか持っていると気づきました。
結果、それにぐだぐだ絡んでくれるえふしーとの試合は「やっぱりダービーだ」と思わないといけないんだなと思って、1年以上ぶりにブログにどう思ったかをまとめることにしました。

1)Jリーグで唯一、チームカラーが3色であること
 色なんて、と思う人もいるかも知れません。
 でもどこのチームのチャントでもそのチームの色を歌うものがあります。
 ほとんどどこも1色で、中には2色のところもある。でも、マリノスは3色。
 それも「トリコロール」という呼び方まである、青・白・赤。
 他のチームはもっと色を使いたくても使えない、マリノスは3色も使える!
 これはスペシャル。
 ”横浜はおしゃれ”というイメージにもピッタリ。
 そんな横浜が薄汚い水色1色で塗りつぶされてはならないのです。

2)Jリーグの本当の開幕戦を戦い、その後「クラシコ」と呼ばれる試合をやれるチームであること。
 いまでこそマリノスもしばらくタイトルから遠ざかり、相手のヴェルディも経営判断のミスと、Jリーグバブルにのまれて低迷しています。
 でも、何十年たってもJリーグ開幕の映像はヴェルディ川崎vs横浜マリノスなのです。
 これぞ、「日本のエル・クラシコ」。
 作られていない、本当のクラシコを戦えるチームのうちのひとつがマリノスです。

3)世界で18しかないワールドカップ・ファイナルをやったスタジアムをホームとするチームであること。
 もちろん、日本では唯一のワールドカップ・ファイナルをやった日産スタジアムをホームにするのはマリノスだけです。


エセではない、「唯一の、本当のダービー」である横浜ダービー。
Jリーグが始まって今年で20年。いろんなダービーが商業面から作られました。
作られた代表作が、「多摩川クラシコ」。
うそもつき続ければ本当になる(なってないけど)といういい例。
その他、静岡・大阪・さいたまのようなそれっぽいダービー、いろいろあるけども、
結果的にホームどんかぶりのダービーは横浜だけであること。
浦和を歩いてて突然大宮のフラッグが並んだところが現れるでしょうか?
長居公園に遊びにいく途中でガンバのポスターが所狭しと貼られた商店街が現れるでしょうか?
自分が生活する範囲に、自分の愛するチームでない何かが現れる可能性がある横浜というところは、他にはないのです。(おれは生活してないけど)
つまり、「やるか・やられるか」「自分の色で塗りつぶすか・塗りつぶされるか」は横浜だけなのです。

というわけで、明日はだれがなんと言おうとおれは「ダービー」だと思ってスタジアムに向かいます。